Your 728 X 90 Ad Code

留学はしたほうがいいの?

イギリスとカナダとアメリカに留学経験のある私は最近子供を持つ親から同じような質問を受けることがあります。
それは「留学はした方がいいのかしら?」という悩みです。
子供からではなく、親からなので「子供はどうしたいのかしら?」と聞き返すのですが、どうも親の方が留学に熱心なようです。
私は語学留学と工芸の技の習得の2種類の留学を経験したのですが、最近の親たちは国際化を考えて、子供に英語を学ばせたいと思う人が増えています。
留学はした方がいいのかとの問いには、私は結論を言わずに、プラスとマイナスを話すことにしていて、結論はよく考えて自己責任で出してね、と答えています。
親も子供も、英語圏に住むと自然に英語ができるかのような幻想を抱いていますが、それをまず指摘します。
「あなたの家では朝、おはようと家族であいさつしてますか?」それを聞きます。
何でそんなことを聞くのかと不思議に思われるかもしれませんが、これはだいじなことです。
例えばホームステイをすることになったからといって、日本でさえ「おはよう」という習慣がない子ならば、いきなり英語で「グッドモーニング」なんて言えるはずはないのです。
生活習慣はほとんど変わることはなく、食事をしてすぐ部屋に引きこもりゲームなどをしている子どもはホームステイ先でも同じような生活習慣で、やはりすぐ部屋に戻ってしまい、ホストファミリーとの会話がないとよく聞きました。
でも、留学で世界に出て見聞を広げることはとても意味があると思います。
そして意外なことに日本を外から見ると、今まで気が付かなかった多くのことに気が付きます。それは「なんて日本は素晴らしい国なんだろう」ということです。
良い点はそのことです。
でも、子供も大人もそうですがまれに「海外不適応者」という人がいます。
私も様々な留学生を見てきましたが、留学ということで解放感がある一方、毎日不安で押しつぶされてしまう人も多いのです。
そうすると、やはり日本人とつるんだり、解放感だけ謳歌して、留学本来の意味を忘れてしまう学生も多いのです。
その人のやる気がどこまで続くのか、本気はどのくらいあるのか、それがカギでしょう。
また目的が、単に英語が話せるようになるというのではなく、もう一歩先の目的つまり、英語で何をしたいのかまではっきりした目標がないとくじけやすいと思います。
それから、何歳で留学するかも大事です。私は30過ぎで初めての留学に行きましたが、その人それぞれのタイミングや留学適齢期があると思います。
世界に出て一人でも多くの国際感覚を持つ日本人が誕生してほしいものです。